1本の義歯
2010 年 11 月 30 日歯1本の義歯であるが…抜けた歯があってとか、抜歯して義歯を製作した訳ではない。小さな義歯でも、そこに到るまでには、長い過程があるのだ。
第一小臼歯である根管治療はされてるが、歯根に病変が見える。根管拡大が#60かそれ以上されてるようだ。どのような経緯でそうなったのか自分で行った処置でないので何とも言えないのだが。現状では、かなり悪い状態である。抜歯の可能性を示唆する。違和感が出たり、たまに歯肉が腫れるので、咬合調整、切開、投薬して対処してきた。
痛み、腫れが月に1回の頻度になり、抜歯をすすめるが、患者は納得しない。再もしくは再々になるのだろうか、根管治療を試み、これで治らないと抜歯ですよと指導するのだが…
冠を撤去し、エックス線、太めの金属のピンのポストが見える。外すと、中のGPは黒くドロドロと汚染されていた。歯冠側からの感染もある。

GPを除去してのエックス線、方向を変えながら撮影すると破折線らしき亀裂が写る…
先端にGPの一部が残っている、何せ根管が太い#60以上なのでこれ以上、先端に負荷はかけられない。開通はして排膿はある。この破折線では症状が改善したとして咬合に耐えられるか…

排膿、腫脹の消失、発症を繰り返し、4ヶ月。抜歯に納得したので、抜歯に到る。抜歯時には完全に歯が2つに割れた。完全に亀裂が入っていたようだ。先端には嚢胞があり、摘出を行う。数ヵ月治癒を待って、義歯の製作を行う。






