‘根管治療’ カテゴリーのアーカイブ

根管治療 感染根管

2010 年 5 月 10 日

治療の最初にエックス線写真を撮影して根の状態を確認して、診断、治療の方針を計画していきます。根の異常、病変のあることがあり、どう治療を行うかを総合的に探っていきます。

右1、左1、左2の根尖にエックセス線透過性の病変部分があります。向かって右から3本です。一番右の病変が大きいです。
x1 根管治療 感染根管 rct

左上2番、向かって右。根管充填はされています、病変らしきものが見えます。左の方の根にも病変らしきものが。
x2 根管治療 感染根管 rct

根管治療を行っています。根管充填材を除去して状態をエックス線写真で確認します。両方とも完全に取り除いてあります。向かって左の根には仮歯用のメタルの芯が見えます。その下にセメントがあり、その下に薬品があります。
x4 根管治療 感染根管 rct

左側に見える、左1番は根管充填、予後良好でファイバーコア仮歯まで行ってます。根尖の病変は黒い部分が減って白く網の部分が増え、治癒が始まってきたかなと思わせます。左2番は治療を続けてますが、こちらも白い網目のような構造が見えてきました、治癒機転が表れてる。
x5 根管治療 感染根管 rct

2番を根管充填しました。治療経過を診てファイバーコアを行います。
x6 根管治療 感染根管 rct

半年経過後、ファイバーコアの後にエンジェルクラウン装着。1番、2番ともエックス線透過病変は少なくなってきてます。治癒に向かっているのがわかります。
x7 根管治療 感染根管 rct


根管治療~ファイバーコア~プロビジョナル

2010 年 4 月 16 日

根管治療を行った後には、痛みがなくなる(消失しつつある)のを確認して。コアの治療に入ります。コアができて歯台歯形成を行ってプロビジョナルを作成します。


根管充填後にリン酸セメントで仮に充填しています。このままで放置すると感染や歯根破折の可能性が高くなります。第一大臼歯(6番)は咬み合わせのポイントとなる大事な歯です。
b1 根管治療~ファイバーコア~プロビジョナル rct provisional fibercore

セメントを取り、きれいにしてファイバーコアが入る部位を拡大します。根管充填の状態を確認します。きちんと密に入ってるか、デブリなど汚れがないか。既に根管治療されているが状態が悪い時は、再根管治療を必要とすることがあります。この症例は私が根管消毒、充填を行いました、根管の位置、形態は把握しています。問題がないのでファイバーコアの処置に進みます。EDTA、次亜塩素酸ナトリウム、アスコルビン酸、リン酸、ボンディングの処置を水洗をはさみながら行います。ファイバーポストの方はエッチング、シランカップリング、ボンディングを行います。
b2 根管治療~ファイバーコア~プロビジョナル rct provisional fibercore

ファイバーコアを作った後に形を作ります。歯肉との境目からアンダーカットがなく厚みが出るように計算して削っていきます。
b3 根管治療~ファイバーコア~プロビジョナル rct provisional fibercore

歯肉の溝には糸が入って、歯肉を押し広げて境目を見やすくしています。だいたいの形ができたらプロビジョナルの製作に入ります。
b4 根管治療~ファイバーコア~プロビジョナル rct provisional fibercore

プロビジョナルができたところ。歯肉の位置と厚みを調べます。隣接面の接触をしっかりと。咬合は点で何ヶ所か接触するように。次回は厚さを測りながら、形成をしっかりと行っていきます。
b5 根管治療~ファイバーコア~プロビジョナル rct provisional fibercore

根管治療 歯根の破折

2010 年 2 月 8 日

歯の治療には根管治療という根の治療が必要になることが多いです。修復物と歯周病、根の病気、根の破折、根のう蝕(虫歯)、咬み合わせ、とそれぞれに密接に関係しています。きちんと治療をするとしたら、それらを総合的に診断して必要な処置を行うことができます。

右上の第一小臼歯はメタルボンドが装着されてますが歯周病がある部位でエックス線上では根の治療が不十分な可能性があります。その奥の5番6番も歯肉の具合と歯肉が下がり虫歯があります。
1 根管治療 歯根の破折 rct

メタルボンド冠を除去して概ね虫歯で柔らかくなったところを除去しながら形を作ったところ。この部位は仮歯を作りながら、歯肉の治療、SRP、レーザー照射など行っていきます。そしてコア撤去、根管治療を行います。
2 根管治療 歯根の破折 rct

連結のFCKが装着されています。歯周病と根の状態を考慮して連結したと考えられます。
3 根管治療 歯根の破折 rct


5番の冠を撤去したところ、6番のう蝕は冠の内部に広がってそうです。
4 根管治療 歯根の破折 rct

5番のコアを撤去。内部でう蝕は広がってましたので、う蝕を削合して硬い歯の部分を残します。
5 根管治療 歯根の破折 rct

6番の冠を撤去、こちらも虫歯が内部で広がってます。
6 根管治療 歯根の破折 rct

4、5番は根管治療が終了してます。6番のコア撤去になります。仮歯での治療になりますので順番に治療を行います。6番のコアを撤去して虫歯の部分を削除すると歯の底の部分近くになり。根と根の間の部分に薄い亀裂があります。6番は咬合力が一番かかるところで
軽い歯の破折を生じ、感染することが多いです。
8 根管治療 歯根の破折 rct

レーザーを照射して殺菌と歯の強化を行いました。
9 根管治療 歯根の破折 rct

生体に害が少ないレジン樹脂で薄くなった歯の部分と亀裂の部分を被って強化します。
10 根管治療 歯根の破折 rct

、ファイバーコアで土台を作り冠で修復します。根の状態から5番6番は連結冠にします。
11 根管治療 歯根の破折 rct

このような治療は患者さん側にとっても面倒な治療だと思われますが、(術者にも面倒なのですが…)歯を保存するには基礎となる部分です。しっかりと治療することがその後の歯の健康にとても大事です。